職員会議は校長が主催する会議として法的に定められるもの。時間に追われる教職員に負担がかからないような会議にするために、会議資料のペーパーレス化や事前の検討を行うなど、改善努力に取り組む学校も増えています。校長を中心に、限られた時間で行う会議を効率化するための事例を紹介します。 忙しい業務のなかで、時間を取られる職員会議。学校では必ず開かれるものであり、定期的な職員会議によって学校運営の方向性が決まります。とはいえ実際には、時間がかかるだけで、具体的な結果が出ない場合もあり、その意義に疑問を抱く教員もあるようです。職員会議の必要性について改めて考えながら、無駄なく円滑に職員会議を行う方法を、事例を参考に検討してみましょう。 職員会議は誰が開くの? 学校教育法施行規則により、「職員会議は校長が主催するもの」と定義づけされています。職員会議とは、校長が管理運営し、学校経営を円滑に進めるために職員を集めて開くもの。以前にはこうした規則がなく、責任の所在があいまいになってしまうこともありました。法改正に基づいて、校長による開催が明確化し、会議を通した決定事項に責任を持つ仕組みとなりました。 職員会議は法的に定められた会議である ではなぜ、法による職員会議の位置づけが必要だったのでしょうか? 2000年に施行された「学校教育法施行規則」の一部改正では、校長および教頭の資格要件が緩和され、職員会議および学校評議員に関する規定が設けられました。それまでの職員会議は、職員による意思決定の場となりやすく、校長がリーダーシップをとれない状況になりがちでした。学校によっては、人事についても職員会議の場で決定され、校長の権限が無視された形で進められたこともあったようです。このように、校長が職責を全うできないまま、学校運営が行われてしまうことや職員会議のあり方に法的根拠がなかったことも大きかったようです。こうした課題を解消するために、法改正が行われ、職員会議が学校の意思形成の場として有効活用できるよう、校長の補助機関としての役割を持ち、校長が一切の権限を有すると明記されたのです。以降、職員会議においては、教職員の相互理解を図り、教職員の意見交換の場とするように定められ、校長の職務を円滑にするために、学校の運営について教職員に周知徹底する場として活用されています。 職員会議を円滑に進めるために 校長の意思を理解し学校運営を円滑にするには、職員会議が欠かせません。とはいえ、日常の業務に追われる教職員にとって、会議の時間が長引くのは避けたところ。予定外の延長は、ほかの業務にも支障をきたす恐れがあるため、できるだけ時間通りに会議を進めたいのが本音ではないでしょうか?

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  2. 学校教育法施行規則等の一部を改正する省令等の施行等について(通知):文部科学省
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試験に出る教育法規 スッキリ解説! 第5回・学校教育法施行規則 | 時事通信出版局

この記事では、 平成29度日本語教育能力検定試験 試験Ⅲ 問題15 の 解説をしたいと思います。 ○問題15について 問題15は、 文章を読んで問いに答える問題 です。 「文章を読め」と言われているので、 例の如く「 文章の中にヒントがあるかもしれない! 」っということを念頭に置いて問題に立ち向かいます。 問1【特別の教育課程】 問題15の問1は、「特別の教育課程」についてです。 問1は、 「特別の教育課程」における指導内容に関して、「学校教育法施行規則の一部を改正する省令等の施行について(通知)」に示されてるものを選ぶ問題 です。 難しそうな問題に見えますが、消去法で一つずつ選択肢を検討していけば、 答えを導き出すことができると思います。 1 文部科学省が「母語指導を行う」ことは考えにくいですね。 学校の授業についていけるように、日本語の支援がまず優先される と思います! 2「ただ日本語の能力を高めるだけでは意味がない。しっかり各教科の 指導も行う」文部科学省っぽい記述ですね! 学校教育法施行規則等の一部を改正する省令等の施行等について(通知):文部科学省. この記述が正しそうです! 3「日本語能力を高めることに専念」に違和感を感じます、。 4「学校単位での標準化を図る」が文科省っぽくないです。 各学校には、様々なルーツを持つ子どもが様々な日本語能力を持ってい ると想定されます。学校単位で標準化するのではなく、その子に合った 個別の指導が望ましいですね。 以上、選択肢を検討した結果、 選択肢2が「特別の教育課程」における指導内容に関して、「学校教育法施行規則の一部を改正する省令等の施行について(通知)」に示されてるものでした! したがって、 問1の答えは2です。 問2【BICS・CALP】 問題15の問2は、「BICSとCALP」についてです。 ○ BICS ( B asic I nterpersonal C ommunicative S kills) 生活場面で必要とされる言語能力のことで、文脈の支えがある場合に働く。 認知的負担は小さく、一般的に2年程度で習得可能だとされている。 ○ CALS ( C ognitive A cademic L anguage P roficiency) 教科学習など、抽象的な思考や高度な思考技能が必要とされる場で必要な力。認知的負担が大きく、習得には5年から7年以上必要だとされる。 ( 用語集 p90) 問2は、 「BICSとCALP」に関する記述として適当なものを選ぶ問題 ですね。 上記の情報を踏まえて、選択肢を順に検討していきます。 1「BICS」は、文脈への依存度は高いですね。 2「BICS」は、文脈への依存度は高いですが、認知的負担は小さいです。 3「CALP」は、文脈への依存度は低いですね。 4 「CALP」は、文脈への依存度が低く、認知的負担が大きいです。 以上、選択肢を検討した結果、 選択肢4が「BICSとCALP」に関する記述として適当なものでした!

2018. 12. 25 法律用語のモヤモヤにはワケがある! 試験に出る教育法規 スッキリ解説! 難解な教育法規の用語には「訳」がある! なぜ、そんなモヤモヤする「言い方」をしているのか、分かりやすく解説します!

学校教育法施行規則等の一部を改正する省令等の施行等について(通知):文部科学省

非常に気になることなので、大阪府教育庁私学課に問い合わせてみたいのだが、いま電話したら時節柄イタ電扱いされそうなので控えている。

問56 学校保健安全法及び同法施行規則について、正しいものを 2つ 選べ。 ①通学路の安全点検について、学校は一義的な責任を有する。 ②児童生徒等の健康診断を毎年行うかどうかは、学校長が決める。 ③学校においては、児童生徒等の心身の健康に関し、健康相談を行う。 ④市町村の 教育委員会 は、翌学年度の入学予定者に就学時の健康診断を行う。 ⑤児童生徒等の健康診断の結果が児童生徒と保護者に通知されるのは30日以内と定められている。 <答え>③、④ <解説> 難易度 ★★★(ある程度の知識が必要) ①✕ 学校だけの責任ではない。 ②✕ 健康診断の実施は、学校長の判断ではなく法によって定められている。 ③◯ ④◯ ⑤✕ 「21日以内」の結果通知が定められている。 <講評> 学校における健康管理についての出題。本問での「学校保健安全法」および「学校保健安全法施行規則」の知識よりも、もっと理解すべき学校・教育関連の法令はたくさんある( 教育基本法 、学校教育法、いじめ防止対策推進法など)ので、細かすぎるようにも思われる。よって、本問は★4つでもよいように思われるが、知識なしでも①、②はすぐに消せ、③は確実に正解の1つだと選べて、最終的に④と⑤のどちらがもう一つの正解なのかを判定できればよいので、★3つとした。

【公認心理師】<過去問研究>第3回:問56 - 現任者による現任者のための「公認心理師」試験合格を応援するブログ。【Gルート】

そこで、考えたいのが、職員会議の効率化です。公立学校、私立学校の事例から、実際に行われた取り組みを紹介しましょう。 1. 丹波市の公立小・中学校の実践例 丹波市立和田中学校では、「ルールを守って時間順守」を重点項目とし、職員会議で使用する資料のペーパーレス化を図りました。資料準備の手間を省くことで、教員の勤務時間適正化にも成功しています。同様に、ペーパーレスを進めた丹波市立三輪小学校では、データとして残された文書を利用し、会議中に編集、まとめの作業までペーパーレスで行っています。会議後に資料作成の時間を取る必要がなく、担当教員の負担軽減につながっています。また、丹波市立北小学校では、事前に提案者が各委員会や学年などで検討し、教頭が点検することで提案内容を練り上げる工夫を行っています。こうしたさまざまな工夫により、予定時間までに職員会議が終了できるようになっています。 2. 学校法人浪速学院の実践例 法改正前から、学校運営の見直しを進めていた学校法人浪速学院では、職員会議のあり方を変えることから始めました。職員会議の前に校務運営委員会を設け、重要事項を委員会で決定することに。こうした事前の努力を行うことで、会議の時間や回数を減らし、その分生徒の指導時間の確保に充てられるようになりました。校長が採決できる仕組みを徹底し、教員の意思確認の場として活用してきたのだとか。このように、今では当たり前となった学校教育法に基づいた職員会議を、法改正前から実践していたのです。 職員会議は意思統一の場 学年ごとに机が配置され、教科ごとの準備室を持つ場合、同じ学校に勤める教員が全員そろう機会はめったにありません。職員会議は、全教職員が一堂に会する貴重な機会。学校がどのような目標をもって生徒の指導にあたっていくかを確認することは、とても大切なこと。時間を有効に使い、校長を中心に教員での相互理解を深める場として、活用していきましょう。 参考: 会議の見直し・効率化~丹波市立の小・中学校の取り組み~ 学校教育法施行規則等の一部を改正する省令の施行について(通知) 私学の教員になるには 採用情報配信 【T-POST】

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